2021/02/12 反転のイメージ
10日の上昇は高値を更新していきました。
これが4時間足チャートで実体超えをしている、誰がどう見ても抜けたという状況です。ならばトレーダーとして考えることは一つ。押し目を待って乗る。それだけです。結果、チャートは昨日買いが多く入ったレートおよびFR50付近で切り返し、再度高値を更新しました。
それだけのシンプルな動きだったのに、私はこの日のメインである上昇を取ることができませんでした。
2月12日金曜日のポンド円。左が1時間足、右が5分足です。
チャートが切り下げラインを上抜け、上記のような状態になっても尚「ここから下降があるんじゃないか・・・?」と不安になり買うことができませんでした。
いつも私が支配されているのは、この「かもしれない」思考なんですよね。
「かもしれない」が正しいエントリーを妨害し、
その反対に「○○だろう」が間違ったエントリーを後押しする。
これらの無数に出てくる憶測でトレードをしているうちは同じミスや取り逃しを繰り返すでしょう。
この日は15時の1時間足確定でコマ足2本挟んで戻り高値を実体で抜けていますので、その後安値を割らないならば買いなんですね。考え方は10日と同じです。買いの入ったレートからの反転。しかもここは5分でネックリトレースしている絶好の買い場でした。「ここから下降するかもしれない」から、21時以降も買いを継続するには「15時陽線実体終値を下回らなければ」という条件を課します。すでに事が起きていれば、「切り下げラインを突破し下髭を付けてきている」・・・ということは買いで入ってくる人が多いはずだと次のアクションへと結びつける。
仮定に対する条件、事実に対するアクション、これが具体的なシナリオなのですがこれを1時間単位で細かく更新していかないといけないのですね。
ある事実によって引き起こされる次のチャートの動きに確信が無い、イメージがわかないから不安になるのでしょう。
・過去検証(AとくればBというパターン刷り込み)
・成功体験(先の見えないリアル相場での勝ち)
それらは上記2つによってしか体得できないですよね。もしかすると私はざっくりと現実味のない検証ばかりしているのかもしれないです。実践的なパターンが少ない。検証ソフトを使えばパターンの認知量が多くなるかもしれません。あとは近視眼的に振り回される要因としては・・・
・5分足チャートのガン見
ですよね。1時間足で前述のような証拠を確認したら5分足でタイミングを取る。この「タイミングを取る」っていうのは単純に「高値掴みたくないから、できるだけ下がったところで買いたい」という意味ですね。